日録
森内俊雄『道の向こうの道』(新潮社)を読んで気になったところをメモしておく。 43〜44ページ 五月になった。わたしは「車」という詩の同人誌を創刊した。巻頭詩として、大阪YMCAの「詩のクラブ」で知遇を得た詩人港野喜代子の作品を掲載した。その詩は、…
心斎橋JANUSへ川村結花のライブをみにゆく。好きと思っているミュージシャンは何人かいるが、自分の心にいちばん長く寄りそってくれているのは、やはり彼女の音楽だと思う。だからいつも心の中にそっとしまっておきたい。わけあって少し緊張していたこともあ…
「ちょうちん通り」を見てみたいという友だちと裏天満へゆく。夕暮れどき、狭い路地を抜けて「ちょうちん通り」にたどり着くと、確かにたくさんの提灯をぶら下げてはあるが、灯りがともっていない。下から覗きこむと電球もない。どうやら空の提灯をぶら下げ…
年が明けてすぐに松家仁之『光の犬』(新潮社)を読みはじめ、昨夜に読了。外出するときも持ち重りのするこの本を常にたずさえ、寸分を惜しんで読みついでいた。長く濃密な文章で時間がかかったけれど、読んでいてとても気持ちの良い文章だった。今まで気にな…
以前あった場所から徒歩3分のところに復活したバナナホールへ『ビギンのマルシャショーラ2』リリース記念ライブを観に行ってきた。 マルシャのリズムに合わせ、90分間歌いつづける彼らの姿をみて実感したこと…… それは、まえのバナナホールでやってた頃のB…
うららかな空のもと、数年ぶりに会う友だちと長居植物園でデート。 ぶらぶら歩いたり、木陰のベンチに座って缶コーヒーを飲んだりしながら3時間半もしゃべる。 別れ際、どうでもいい話ばっかりやったな〜と言って、わらいあい、手をふる。 陽はかたむき、ほ…
鶴見俊輔さんが亡くなられた。いつかはと覚悟はしていたが、しかし実際にその報に接し、思いのほかダメージの大きいことに自分でも驚いている。もちろん鶴見さんとは直接の面識はない。けれど、鶴見さんの著書や言葉、そして行動からは多くのことをさずかっ…
岡崎武志さんが一箱古本市への出店者としての卒業を発表された。2005年に岡崎さんが谷根千の一箱古本市に初めて参加されたとき、ぼくはその横に箱を並べて売らせてもらった。そのとき、大阪から単身参加のぼくのことを気にかけ、岡崎さんは空き時間を使い、…
今日は友だちとの新年会。ちょっと早めに家を出て、待ち合わせの駅前のブックオフに寄ろうと思ったが、車中で読んでいた荒川洋治『文学のことば』がおもしろかったので、改札を出てすぐのカフェに入り、続きを読む。やっぱり荒川さんの散文はいいなあ。 約束…
夕方、父が入居している施設へ行く。ケアマネさんにちょっと頼みごとをし、居室で父となんでもない話をする。もし父が健康なら、こうしてゆっくり話すこともないんだろうな、なんて最近は思ったりする。これも神様がくれた大切な時間なのかもしれない。 帰り…
毎年楽しみにしている、風車のシューリップを観に行ったけれど、ちょっと遅かったようで、もう他の花が植わっていた。 今年は観られなかったかあ。残念……。 それでも春を満喫できたから、良しとしよう。 「花と緑の博覧会」跡地なので、こんなものもあります…
相方には毎月のように一緒に遊びに行く友だちがひとりいる。今週末もふたりで京都へ行くらしい。それを聞いたぼくが、「そういう親しい友だちがいて良いなあ。ぼくにはそんな風につきあえるひとはひとりも居てないなあ。」と云うと、相方がこう云った。 「あ…
なかなかブログの更新ができない。いかんなあ。上は夏の風景。冬は、……こうなります。 最近はもっぱらこれを聴いている。発見アーティスト: MONSTER大陸出版社/メーカー: apart.RECORDS発売日: 2013/02/13メディア: CDこの商品を含むブログ (1件) を見る踊れ…
午後、寒風ふくなか娘と中崎町を散策する。 昔の街並みが残る、迷路のような路地をさまよい歩いていると、まるで異空間に迷い込んでしまったような気分になる。 今でも日常の生活をおくっている民家があるいっぽう、あちらこちらにオシャレなカフェや古着屋…
「貸本喫茶ちょうちょぼっこ」から年賀状が届く。そこには、ちょうちょぼっこの活動を一旦終えるとの寂しい知らせが……。 いま読んでいる山本善行著『定本 古本泣き笑い日記』に、 このあと、にとべさんと、貸本喫茶ちょうちょぼっこに行こうということになっ…
サンタクロースは、わが家でひと休み中です。 ココアを飲んだら、また出かけるそうですよ。
おおはた雄一のレコ発ツアーをみに、梅田シャングリラへ。名古屋、大阪、福岡の三か所は、ニューアルバムのレコーディング・メンバーの芳垣安洋(ds)、伊賀航(b)が勢ぞろいする。 今夜はエレキギターをメインに、ちょっとハードなおおはた雄一である。それも…
この写真はそれほどじゃないけど、赤と青のコントラストが好きです。今ではさほど珍しくないけど、ビルの谷間の観覧車というのもステキ(乗るのらんは別として)。 JR大阪駅北口から阪急電車に向かう陸橋から見えます。
夕方、父が入居している施設へ行く。部屋で一時間ほど話をし、1階の食堂まで車イスを押していくと、同じテーブルの人たちに「息子さん、お父さんとよう似てるなあ。声もそっくりや」と云われる。これは毎回のお約束。「そ〜ですかあ。自分ではあんまり分か…
星野源ライブ(Zepp Namba)を観てきた。 ふつうライブに向かう道中は、その日にみるアーティストの音楽か、それに連なるものを聴くことが多いのだけれど、星野源に関しては、なぜか本を読みながら向かうことが多い。もしかすると彼の音楽を聴くまえには、い…
きょうは実家の庭の手入れを。 ずっと父が丁寧に世話をしていたが、それがかなわなくなった今、庭は荒れほうだいで、母も難儀している。 とりかかる前には、午前中で何とかなるだろうと考えていたのだが、なんのなんの……。 相方と娘に手伝ってもらっても、一…
仕事にも暑さにも目をつむり、家を飛び出し、久しぶりに古書善行堂へ。昼メシがまだだったので、出町柳駅前のラッシュ・ライフでチキンカレーを食べる。うす曇りなのでレンタサイクルで善行堂までひとっ走り。やっぱり暑い。走ってから思い出したけど、出町…
昨日につづき、今日もまた今にも泣きだしそうな空模様。 どうにも動きにくくこまる。 おととい木曜日、天神橋筋三丁目の古本市に行ったが、なにも買えず。 しょんぼりと斜め向かいのT書店へ行き、店頭均一台で『定本 草野天平詩集』を買った。 先月、Pippo…
弁天町の古本市の最終日に何とか間に合い、落穂ひろいのつもりで行ってきた。それでもまあ、思いの外いい本が買えてうれしい。 この2冊合わせて800円なら御の字です。 『片隅の人たち』はずっと前から探していて、探求書メモの文字もかすれ始めた頃にようや…
旭屋書店本店は現在、改築工事にともない休業中。 ビルを新たにし、2015年にリニューアル・オープンという気の長い話。 ジュンク堂やブックファーストがあるとはいえ、この店が営業していないのはやはり寂しい。
毎回楽しいライブになる、おおはた雄一主催『osaka song book vol.4」が終わってしまった。 やっぱり今のぼくには、おおはた雄一くんの歌声が一番しっくりくる。 音楽でも本でも「しっくりくる」ものがあるのは幸せなことやね。 ゲストの坂田学*1さんは初め…
サンケイホールブリーゼで星野源ライブ『エピソード2以降』を観てきた。 彼のライブを観るのは今回がはじめて。これまでも何度か機会はあったのだが、小さな会場でのスタンディング・ライブだったため、断念していた。さすがにもうスタンディングはつらい。…
ここのところ鬱屈した日々を過ごしており、何をするにしても集中力が続かない。本を読んでいても気がつけば、ぼーっと天井を見あげ、考え込んでしまっている。そんなことだから、小説や評論を読むことはできず、もっぱらエッセイや雑誌の拾い読みをしている…
ケーキのホール食いをするのなら若い今しかないぞ、と両親からおどし続けられた中三の娘はクリスマスイブの夜に、とうとうそれを実行した。あのケーキのサイズを何号というのかは知らないが、3/4を過ぎたあたりから、彼女の目つきはおかしくなり、しかしそれ…
相方とB’zライブへ。途中、天王寺MIOに寄り、お高い財布を買ってもらう。ほくほくと大切に抱え、にやけていると、それクリスマスプレゼントよ。と相方が……。ドキッ。ということは、お返しをしないとダメなんですね。 ライブ会場の京セラドーム前で、天王寺で…