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―にとべさん―

 

読書メモ

森内俊雄『道の向こうの道』(新潮社)を読んで気になったところをメモしておく。 43〜44ページ 五月になった。わたしは「車」という詩の同人誌を創刊した。巻頭詩として、大阪YMCAの「詩のクラブ」で知遇を得た詩人港野喜代子の作品を掲載した。その詩は、…

古本屋遺跡か?

今回、四日市と名古屋(と云っても鶴舞から上前津の間だけだが)の古本屋をまわって感じたのは、どこも非常に豊富な品揃えで、それでいて値段もバカ高くなく、いい店が多かったこと。店前の均一コーナーが充実しているのも嬉しかった。それと、朝10時から営…

上前津交差点付近の古本屋

大須通りの上前津交差点付近には、〈つたや書店〉〈三松堂書店〉〈海星堂書店〉の3店(海星堂は北店と南店の2店舗)ある。 〈つたや書店〉は、こじんまりとしていて町の古本屋といった風情。古書全般を扱い、文芸書は少し古いものから新しいものまで、しっ…

さらに西へ

〈大学堂書店〉から西に少し行き、大通りから南に入ってすぐに〈千代田書店〉がある。一見はサブカル系の店かと思ったが、店内に入ると文芸書や雑誌が雑然と置いてあり、何かあるぞと思わせる。文庫もかなり豊富にあった。 また大通りに戻り、少し西に進むと…

昔ながらの古本屋

三星書店 大学堂書店 ライブの翌日(5/22)、近鉄電車で名古屋に移動した。JR名古屋駅から二駅のJR鶴舞駅から、地下鉄・上前津駅までの大須通沿いに古本屋が点在しているので、今回はここを歩いてみることにした。 鶴舞駅を出て、大きな交差点を西に渡るとす…

モリショ店

出かけてくる前に、グーグルマップと野村宏平『ミステリーファンのための古書店ガイド』(光文社文庫)で調べたところ、四日市近辺の古本屋は前回紹介した〈文港堂〉だけしかないもよう。とりあえず宿に戻ろうと思い、アーケードのある少し寂れた、それでも…

四日市の古本屋

先日、ライブを観るために四日市に行ったとき、当日の昼間と翌日の数時間を使い、四日市と名古屋の古本屋をまわった。 まずは近鉄四日市駅から歩いて10分弱の所にある〈文港堂〉。四日市港の近くにある古本屋だから〈文港堂〉なのかな。大通りの東海道沿いに…

人生、何が起こるかわからない

先日(10日)に神戸へ行ったとき、海文堂書店まで足をのばし、『SUMUS』13号を求めた。内容の素晴らしさ、楽しさについては、もうすでに多くの方々が書いておられるので、今さらぼくが下手な文章で書くこともないだろう。なので、ひとつだけ、おっ!、と思っ…

2009年読書メモより

今年、印象に残った本をふり返ってみたいと思います。 『僕の読書感想文』近田春夫(国書刊行会) 『芥川賞を取らなかった名作たち』佐伯一麦(朝日新書) 『自分の羽根』庄野潤三(講談社文芸文庫) 『明るい夜』黒川創(文春文庫) 『余韻の中』天野忠(永…

弁天町オークの古本市にて

『そして天使は歌う』久保田二郎(冬樹社) 『世界教養全集・別巻1 日本随筆・随想集』川端康成・編(平凡社) 『別冊本の雑誌1 ブックカタログ1000』(本の雑誌社) 各100円。 『森の魔術師たち―変形菌の華麗な世界』萩原博光/伊沢正名(朝日新聞社) 400…

小網の甚兵衛と出会う

『鬼平 対 甚一』植草甚一(晶文社)を500円で買う。この本は、1976年3月〜12月に朝日新聞社から刊行された『池波正太郎作品集』全10巻の解説として付されたエッセイをまとめたものが主となっている。 たいがいの植草さんの本は入手済みなのだが、時代小説が…

読書もしました

連休中に読んだ中で一番おもしろかったのが、志村有弘『のたれ死にでもよいではないか』(新典社新書4)だった。ちょっと変わり者で、一般にはあまり知られていない作家たち*1の人生を綴ったエッセイ集。写真や図版が多数使われているので、それが理解の助…

目録パック

パックによって内容は異なる。一番使いそうな目録が入っているものをもらってきた。

京橋OBPツイン21での古本市にて

『別冊宝島1 全都市カタログ』(JICC出版局) 『昭和夢草紙』滝田ゆう(新潮文庫) 『改訂 文学入門』伊藤整(光文社文庫) 『文學入門』阿部知二(河出文庫特装版) を買う。すべて150円なり。どんだけ文学に入門するねん!、って感じだけど、後者はどちら…

行き掛けの駄賃

枚方市まで行くのならついでにと、寝屋川市駅で途中下車し、〈金箔書房〉とブックオフに寄る。残念ながら金箔書房では何も買えなかったが、ブックオフではちょっといい本が買えた。 『ユーモアの発見』長新太(岩波ジュニア新書) 『真鍋博のプラネタリウム…

自由に生きるとは壮絶なこと

ようやく風邪が良くなってきたので、ねじめ正一『荒地の恋』を読む。帯には「五十三歳で親友の妻と恋に落ちたとき、詩人は言葉を生きはじめた。」とある。物語の主人公は詩人・北村太郎。20ページほど読み進み、北村が、二人で会うようになって数度目の田村…

時間がなくても本屋へ

午後、息子への吉報を受け取り、家を出て梅田へ。 堂島のジュンク堂大阪本店に行くが、あまり時間がないので、講談社文芸文庫、ちくま文庫などの新刊をチェックするのみ。1階のコミック売り場でスタジオジブリの小冊子『熱風』2月号をもらう。『熱風』は、…

3歳児くんのような読書

仕事がぐちゃぐちゃでちょっと大変なことになっている。いま、ちょうど遠藤哲夫『汁かけめし快食学』(これがもう品切れになっているのには驚いた)を読んでいて、これがめっちゃ面白いのだけれど、いかんせん集中力が続かず、よちよち歩きの乳児が3歩進ん…

ひまつぶしほど難しいものはない

夕方、仕事の帰りに〈古本市場〉へ。 古本市場はブックオフと違い、105円の本が少ないので、あまり遊べない。でも今日は500円のサービス券を持っているから、ちょっと強気(←いかほど〜)。 『詩歌の待ち伏せ1』北村薫(文春文庫)220円 『生きているのはひ…

カラマーゾフの兄弟という風景

夜、立ち寄ったコンビニで、赤川次郎や西村京太郎に交じって新潮文庫版『カラマーゾフの兄弟』が並んでいた。しかも(上)が売れていた。これも光文社古典新訳文庫の影響か?

出版社の良心

『図書』12月号38ページ右下の囲みの謹告より。 『岩波 漢詩紀行辞典』(二〇〇六年五月二五日発行)は、第三刷までを刊行いたしました。内容に関わって読者の方々から多くの貴重なご指摘をいただき、第四刷に際して、編著者はそれらのご指摘もふまえて、…

書店パトロール

24日、友人とちょっと早めの忘年会をするために京都へ行ってきた。3連休のド真ん中の古都は、紅葉の盛りで尋常じゃない人出だった。楽しみにしていた〈六曜社地下店〉も満員で、珈琲を飲むことはおろか、豆を買うのにも1時間待ちという状況。 もうこういう…

おもしろかった

滝山コミューン一九七四作者: 原武史出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/05/19メディア: 単行本購入: 12人 クリック: 287回この商品を含むブログ (175件) を見る著者とは同世代なので、自分の小学校生活とダブル部分も多く、興味深かった。これほど先鋭的…

ブックオフのセール

あちこちのブログで、ブックオフの「半額セール」だとか「単行本500円、文庫本250円セール」というのを見かけるのだけれど、ボクは東京に行ったときに一度だけしか、そういうセールには遭遇したことがない。ボクの間が悪く遭遇しないだけなのか、それとも関…

収録作品

『現代日本文学4 尾崎一雄集』(筑摩書房) 懶い春・芳兵衛物語・なめくじ横丁・もぐら横丁・こほろぎ・落梅・小鳥の声・トラの話・冬眠居閑談・踏切・秋海棠・華燭の日・冬眠先生慌てる・うなぎ屋の話・亡友への手紙・『相模湾産後鰓類図鑑』と『アカハタ…

本の雑誌社メルマガより

『本の雑誌』1月号から、向井透史さんの連載「古本屋セドロー君の午後」が始まるとのこと。これで楽しみがまた増えた。

読了

『私たちはなぜ狂わずにいるのか』春日武彦(新潮OH!文庫) 精神科医である著者が、精神分裂病(統合失調症)はなぜ起こるのか、その治療法は?、それを治療するうえでの精神科医の限界、回復までのアプローチなど、多面的に述べたもの。 思考は、停止してし…

読了

夢と魅惑の全体主義 (文春新書)作者: 井上章一出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/09/01メディア: 新書購入: 3人 クリック: 32回この商品を含むブログ (41件) を見る(都市)建築を軸に全体主義(ファシズム)を読み解く、という視点のユニークさが井上…

寄り道を楽しむ

堀江敏幸『いつか王子駅で (新潮文庫)』(新潮文庫)を読了。堀江さんの文章は、単行本よりも文庫本が似合う。 個人的な好みでいうと、これくらいの分厚さの文庫本が一番うつくしいと思う。

LOVE LETTER

『KAWADE夢ムック 文藝別冊 武田百合子』(河出書房新社)を読了。(この表紙の写真を見るたびに、都はるみを思い出すのはボクだけ?) この類のムックは、だいたいがパラパラめくっただけで積読になるのだけど、これはアタマからシッポまで堪能することがで…