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―にとべさん―

 

深緑野分『戦場のコックたち』(創元推理文庫)

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この類いの小説はあまり読まないが、この作品はとてもおもしろく読むことができた。

一般的にはミステリーに分類されるようだが、個人的にはその部分より、戦場で人間の精神が徐々に蝕まれていく描写を興味ふかく読んだ。


ただ片仮名を覚えるのは、やっぱり苦手じゃ~!

佐久間文子『ツボちゃんの話』(新潮社)

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たぶん佐久間さんは相当の覚悟をもってこの本を書かれたのだろう。

こうして坪内さんのことを語ったものや、ご自身が雑誌などに発表した文章がまとめられ、それを読めることは嬉しい反面、そうしたものが出るごとに、坪内さんの不在がどんどん確かなものになるような気がして、すこし寂しくもある。

ある古本屋の閉店セールで買った本のリスト

近所の古本屋が一か月ほど前から閉店セール(店内商品すべて100円。例外なし!)をやっていたので(昨日6日で閉店)、まめにのぞいて少しずつ買っていたら、全部で12冊になった。硬軟とりまぜ、いい感じになったんじゃねえ、と自分では思っている。   


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『忘れない味』平松洋子・編(講談社
『日常学事始』荻原魚雷本の雑誌社
乙女の密告赤染晶子(新潮社)
佐渡の三人』長嶋有講談社
『飲めば都』北村薫新潮文庫
不当逮捕本田靖春岩波現代文庫
『恋文・私の叔父さん』連城三紀彦新潮文庫
『紋切型社会』武田砂鉄(新潮文庫
『正弦曲線』堀江敏幸(中公文庫)
『本の花』平松洋子(角川文庫)
『BUTTER』柚木麻子(新潮文庫
村上さんのところ村上春樹新潮文庫

盂蘭盆会

今日は実家の網戸を洗うつもりだったけれど、嫁さんの「この暑さのなか、むちゃしたら倒れまっせ~」との忠告にしたがい中止し、お寺さんの初盆のお参りのあと、寿司を食べて弟の供養をする。

夜、『山田稔自選集3』を読む。


25年前の小説に現代をみる

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今では疫病だの流行病といったもの、それ自体が、流行遅れになってしまった感がある。いざ新しい疫病が流行りだしたとき、対応する知恵を人々は身につけているのだろうか。いや、人々だけではない。役所や病院も迅速に手を打つことができるのだろうか。

脳炎発生から二カ月が過ぎてみれば、サラリーマンは普通通りに通勤し、農業従事者は畑に出て、主婦は必要最低限の買物をするようになった。人間の緊張感や注意力などというものはいつまでも続かないし、それ以上に生活上の必要がある。自分だけはだいじょうぶ、そんなにひどいことにはならないだろう、と楽観視して普通の生活に戻ろうとする


 


篠田節子『夏の災厄』(角川文庫)

1995年に毎日新聞社から書き下ろしで出版されたときにも面白く読んだ記憶はあるが、この状況下で読むと面白く、且つ、より切実なものとなった。

そして一番怖いのはウイルスではなく、やっぱり人間であることを再確認した。

文庫にして600ページを一気読み。