
彼らはまるで言葉を、必要なことを伝えるための事務的なツールだと思っているかのようだ。言葉は霊的なもので、この世に存在するどんな事物よりも奥深くまで自分に侵入し支配し良くも悪くも己を変化させる恐ろしく、また尊い存在なのだ(後略)
配偶者がいても(若い)恋人をもち、その彼氏とセックスしまくり、それがばれて離婚する。それでも懲りずに再婚し、また新しい恋人をつくってはセックスしまくる。そしてまた離婚……。
ほとんど感情移入ができない女性が主人公の物語だけれども、文章の細部にまで神経が行き届いており読んでいて心地よく、不思議と読後感も悪くない。
また、ぼくが敬愛するエミール・シオランのニヒリズムやペシミズムが作品の根底にあるもの大きいのだとおもう。
いま、金原ひとみの小説にはまっている。











