【ホーム:いらっしゃ~い
 
【Twitter:nakedsong_lg0
 
【Instagram:nakedsong_lg0
 
ご意見ご感想は、コチラまで
 
―にとべさん―

 

第一話《予定は未定》


てなワケで、思い出しながら旅行記のようなモノを書きます。


きのう書いたエジプトの話は、二十日間ほど行ったうちの最後の方の出来事です。
なので今回は時間を巻き戻して旅立ちの時のことを。


この旅行は、学生時代の友人と二人で、行きたい所をピックアップして計画をつくり
それで、おおまかな日程を組んで、知り合いの旅行会社に持ち込み、正式なツアーを作ってもらいました。
そのあと、その旅行会社から、共通の友達数十人に、〈OB・ヨーロッパ・ツアー〉と称して案内を発送してもらい、参加者を募ったわけです。
参加者全員で10余名、男女半々といったところだったと思います。



旅にトラブルは付き物だとは云うけれど、この旅では、いきなり大きなトラブルに巻き込まれました。
この頃(20年弱前)は、まだ欧州までの直通便がなく、アンカレッジでトランジットのために飛行機から一度降りて、数時間後に再度乗り込み、欧州へ向かうワケです。
ところが、ここで大きなトラブルが発生!



ボクたちがアンカレッジ空港ロビーで待っている時、大韓航空の貨物機が離陸に失敗して、機体が尻餅をついてしまったんですね。(幸いなことに、大きなケガ人はありませんでした)
この年は非常に寒くて、アンカレッジ空港は例年より積雪量が多く飛行機が離着陸するのが難しい状態だったらしいです。(怖ッ!)



それで、滑走路が封鎖されて使えないので、しばらくお待ちくださいとアナウンスがあり、空港内をウロチョロ探検(子供か?)して楽しんでいたのですが、いつまで待っても搭乗できる気配はナシ……
そうして8時間ほど経過したところで、「只今より、空港内の飲食物はすべて無料で召し上がっていただけます。どうぞご利用ください」とのアナウンスがありました。
当然、みんな食堂に殺到して、ハイエナのごとく食べ始めたのです。が…
あとから考えてみれば、この放送は長期戦なるぞ(!)という予告だったワケですね。
結局、空港には24時間ほど滞在しました。(最後の頃には、床に寝っころがってたなぁ。)
「空港には」と書いたのは、このあと空港を出て、氷点下20℃の街にあるヒルトンホテルに泊まることになったからです。
まさか厳冬のアンカレッジで1泊することになるとは……
しかし、アンカレッジでの楽しい(?)出来事は、まだまだ続くのでした。



写真は機内食です。
この旅では機内食の《完食》ならぬ《完撮》をしました。
旅行中にでてきた機内食を、すべて撮ったのですね。
機内食は思ったより美味しかったなぁ。