虎ファンをギャフンといわせたぞ！
今日は、ちょうど午後から梅田で仕事だったので、ちょっと頑張って仕事を早く片付ければ行けるかも、というモクロミを抱きつつ出かけた。そして、いつもの１０倍くらいの真剣さで仕事をすませた。ま、いつもこれくらい頑張ればいいんだ、という話もありますが。（目の前にニンジンがぶら下がっていないと頑張れないタイプなんです）
実際に行ってみると甲子園は意外に近く、梅田から阪神特急で１０分ちょいで着いた。前に甲子園で野球を見たのは、たしかＰＬ学園が夏の甲子園の決勝で愛甲選手率いる横浜高校（？）と戦った時だから、もう３０年程前という事になる。こんな機会もそうないだろうと考え、厳しい財政事情のなかフンパツして内野指定席（３５００円）のチケットを購入。
球場へ入り席に着き、グランドを見下ろすと、最近よく行く大阪ドームよりも、かなり見やすい。なんと云っても客席最前列が、ほとんどグランドと同じ目線なのがいい。大阪ドームをはじめ、新しく造られた球場（ドーム）は、最前列がグランドより、だいぶ高くなっている。まるで城壁のように。たぶんあれは駐車場を造ったり、アミューズメント・スペースを造ったりするから、ああいった構造になるのだろう。
わくわく気分で練習風景を見ながら*1、球場の前にあるダイエーで買ってきたオムスビ*2を食べていると、あっという間に試合開始。しかしその時、自分が大変な状況に置かれている事に気づく。何に気づいたかといえば、３塁側であるのにも関わらず、回りはほとんどタイガース・ファンだということ。いや、球場全体がタイガース・ファンだった！（冷汗）。タイガースの攻撃が始まると地響きの様な歓声が上がるし……。甲子園球場の雰囲気は知っているつもりだったが、実際に体感してみると、ちょっと恐怖感。
いつも行く大阪ドームなら、ヘタをするとホークス・ファンの方が多いんだけどなぁ。などと思いながら、「これは敵だと云うことをさとられないように気を付けなければ」と思うのも束の間、やはりホークスにヒットが出れば、思わず拍手をしてしまう。身体が自然に反応するんですね。
しかし試合が進み、ホークスが優勢になってくるにつれ、ちらほらとホークス・ファンの姿を発見（アナタたちも恐怖を感じていたのね）。少しおおっぴらに拍手が出来るようになってきた（笑）。結局試合は、ホークス先発・杉内投手の完璧な投球で、我らが若鷹軍団が完勝！（スコア２−０ 試合時間２時間３０分） いやー、あれだけ多くのタイガース・ファンを前に、これだけ完璧な勝利を収めると気持ちがいい。頑張って観に来た甲斐があったというものだ。
心地よく揺られている帰りの阪神電車の中で、「せっかく応援しに来たのに、応援するトコが全然なかったがな…」とタイガースファンが嘆いていた。でも、あの笛と太鼓のやかましい応援は、なんとかならないもんですかね。
蔦のからまる球場外観
乱れ飛ぶジェット風船
