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―にとべさん―

 

ご先祖様に感謝の気持ちを

残暑。連日蒸し暑し。テレビの天気予報を見ていると、天気予報士が「暑さ寒さも彼岸まで、という言葉もありますが、今ではすっかり死語ですね……」と、笑顔で云っていた。あのな、死語にするなー! その言葉を頼りに、しのいでいる人間も居るんだから(←自分)。


午後、墓参り。彼岸の中日なので、お参りの人がいつにも増して多い。墓石を雑巾で拭き、供えてある花を替える。この墓も、今ではまわりに工場などが出来て、すっかりにぎやかになったけれど、ボクが子供の頃は、まわりに何もなくて、すごく怖い所だった。

そうそ、いま思い出したけど、子供の頃はココで火葬をしてたんだ。各家から葬列を組み、この墓まで、みんなで遺体をかついでくる。で、墓の中にある小屋で火葬するのだ。その頃は今と違い、薪で遺体を焼くから、すべてきれいに焼けるのに、一昼夜かかった。葬式のあった日の夜には、遺体を焼く煙が、家のところまで流れてきて、独特の嫌な臭いがした。今でも、その臭いをハッキリと覚えている。多分、あの臭いは一生わすれないだろう。火葬については、もっといろいろ興味深い話があるけど、あまりにも生々しいので省略。これでも十分、生々しいけど……