大昔のイヤなことを思い出してしまった

ポストに某自動車教習所のチラシが入っていた。そのチラシによると、今では受講者の家の前まで車で個別送迎してくれるとのこと。へぇ〜、そこまでサービスがよくなってるのか。ビックリ！　じゃあ、指導員も今は優しくなってるのかな？

ボクが20数年前に免許を取った時は、偉そうにしている指導員が多かった。一番ひどいヤツには、教習中にハンドルを握る手の甲をボールペンの先で何度も刺された。痛いのなんのって。反抗したら不合格にされるし……。でも、どうしても我慢ならず、一度キレた事がある。

それは路上教習中の出来事。例のごとく何度も手の甲を刺されて、我慢の限界を超えたボクは、急ブレーキをかけ自動車を路肩に止めて、「オマエ、降りろ！　早よ降りろよ！！」と怒鳴った。すると、その指導員は手のひらを返したような猫なで声で「まあまあ落ち着いてください。ともかく、そこの角を曲がって教習所へ戻りましょう。」とボクをなだめた。

大きな声を出して少し落ち着いたボクは、いわれた通りに再び走り出し教習所へ戻った。車から降りると、その指導員は震えた声で「お疲れ様でした。」と云い、何事もなかったかの様にハンコを押してくれた*1。今思い出しても腹が立つ！　あっ、でも今は指導員を指名できるから、そんな事もないのかな。

*1:その日の教習が合格という印