出遅れも甚だしい

午前11時、天神さんの古本市へ。鳥居のすぐ手前の〈天満天神繁昌亭〉には、当日券を求める人がもう並んでた。

古本市も4日目ともなれば人出もまばら。目ぼしい本も売れてしまっているだろう。ある古本屋さんは「うって変わって今日は暇やなあ」と、つぶやいていた。

1時間ほど見てまわり、予想通り何も買えず。さえんなあ。唯一、おもしろかったのが、100円均一台に山村不二夫『性技実践講座』と山本文緒『みんないっていまう』が隣同士にあったこと。これ、誰かわざと並べたのかなあ。あまりのコンビネーションの良さに、思わず買いそうになったけれど、両方とも持っているのでやめておく。

帰り際、鳥居の横にある梅を撮り、振り返ると、向こうから山本善行さんが歩いてこられた。簡単に挨拶を交わし、山本さんは急ぎ足で境内へ。

そのあと、〈天牛書店〉〈矢野書房〉と覗くが、やはり何も買えず。そうそ、〈天牛書店〉の少し南の空き店舗を使い〈駄楽屋書店〉が臨時古本即売をやっていた。

〈ハナ書房〉へもようやく行けた。西側の壁一面がガラス窓になっていて、明るく開放感があり雰囲気のいい店だった。店内には美術書を中心に、いい本がたくさん並んでいる。欲しい物もいくつかあったが、懐具合の問題もあり、手がでない。今度は懐に余裕がある時に来よう。