できるだけ多くの人が聴けるように

秋から始まるBEGINのライブツアーのファンクラブ先行発売で、抽選もれした人がいるらしい。今まで抽選もれしたというのは聞いたことがないので、たぶん今回が初めてではないだろうか。

今回のツアーは比較的小さなホールをまわるので、現在のBEGINの人気を考えれば、抽選もれは十分に予想できうる事態だった。ただ、今までにこういう経験をしていないので、少なからずショックを受けているのも事実ではある。そこで今後のことを少し考えてみたいと思う。

ファンクラブ先行発売において、一人で複数公演の申し込みをする人がいる。例えば、大阪公演は他の場所より盛り上がるという話を聞き、遠方から来る人がいるらしい。それはもちろん個人の自由だけれど、今回のように抽選もれが発生するような場合には、単一公演の申込者を優先するという手立てを講じることはできないものだろうか。

単一公演しか申し込んでいない人の大概は地元かその周辺の人だと思う。それらの人たちを押しのけてまでして、わざわざ遠方から来た人がライブを楽しむというのはどうなのか。

BEGINのメンバー自身、しんどい思いをして日本各地をまわるのは、その地方に住む人々に自分たちの音楽を聴いてほしい、という想いからなのではないだろうか。

また、複数公演の申込者は一箇所外れたとしても、ほかのすべての公演に外れることはないだろう。しかし、単一公演の申込者はそれが外れると、あとはもう一般発売でチケットを取るしかない。だが、これもかなり競争率が高い。ファンクラブで申し込んでライブチケットが取れないのでは、何のためのファンクラブか分からない。特にBEGINのファンクラブは、他に特典らしい特典もないのだから。

今回実際にこういう事態が発生したので、ファンクラブも今後の対策を真剣に考えてくれると希望を持っている。ぼくも、この文章をもう少し修正し、ブログという公の場では書けないことも書き加え、ファンクラブ宛に要望書の形で手紙を出そうと考えている。メールで出すよりはインパクトがあり、真剣みも伝わるだろう。