岡崎さんの講演会へ
会場は、京阪・枚方市駅前にある〈サンプラザ生涯学習市民センター〉。開演の10分前に着くと、席のほとんどがうまっていた。聴衆の年齢層はちょっと、いや、かなり高めか。
定刻の2時ちょうどに始まる。演題は「生きること〜枚方生まれの我が古本人生」。
まず岡崎さん自らの年譜(枚方在住時を中心に)を簡単に板書し、それをたどりながら、小中学校時代の印象に残る思い出*1を紹介し、それが現在のライターという職業にどう繋がっていったかを話された。
少し休憩をはさみ、後半は東上してからの話に移る。印象に残ったのは、『つづり方兄妹』の野上さんとの出会いを取り上げ、通常の読者なら読むことだけで完結するところを、ライターはそれを書くことにより、さらに深い出会いなどがある、と語られたこと。
そして最後は、『ベストセラーだって面白い』にからめて『ミコのカロリーブック』でシメ。質疑応答では、最前列に陣取った男性(70歳)が、古本への想いを熱く語られていた。
終了後、岡崎さんに声をかけてもらい、駅前でコーヒーを飲みながら30分ほど話す。
*1:『読書の腕前』に書かれてある話など。