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―にとべさん―

 

ヴァラエティ・ブックは楽し

梅田での仕事を終え、堂島のジュンク堂大阪本店へ。

あまり時間がないので、本日の目的の2冊、武藤康史『文学鶴亀』(国書刊行会)と久世番子(画)・大崎梢(原作)『配達あかずきん』(新書館)を買い、『図書』『一冊の本』をもらって帰る。


夕食後、さっそく『文学鶴亀』を開く。本全体(本文の組み方、文章の配置など)のつくりとしては、評論集というよりヴァラエティ・ブックに近い感じ。最初の「批評の細道」*1を楽しく50ページほど読んだところでページを閉じ、『配達あかずきん』を開く。

『配達あかずきん』は、大崎梢さんの本格書店ミステリを原作に、久世番子さんが漫画化したもの。原作が面白いうえ、至るところに番子テイストが満載なので、面白くないハズがない(内澤旬子さんの『世界屠畜紀行』らしき本もチラッと登場する)。気がつけば、娘も布団の中に持ち込んで、肩を震わせながら読んでいた。


そして『一冊の本』をみると、3月7日に小西康陽のヴァラエティ・ブック『ぼくは散歩と雑学が好きだった。』が刊行されるとある。いやいや、これも楽しみやなあ。


なんだか今日は幸せな一日だったような気がする。合掌。
 

*1:晩鮭亭さんも書いておられるが、谷沢先生の「紙つぶて」を連想した。