テアトル梅田にて
映画『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』を観る。
若松孝二監督はインタビューで、映画『突入せよ!「あさま山荘」事件』*1だけは許せなかった、と答えている。確かに、連合赤軍の内部で起こったことを、こうして映画という形で残しておくことには大きな意義がある。しかし、『突入せよ!「あさま山荘」事件』を否定す必要はないと思う。両作品を観ることで判ることが、またあるのではないだろうか。
遠山美枝子役の坂井真紀は、前から重信房子という女性に興味があり、自らオーディションに駆けつけ、出演したらしい。気持ちのこもった迫真の演技だった。
全編を通して目を背けたくなるようなシーンが多々あるが、決して背けてはならない映画だと思う。
【予告編】
