回送電車で京都へゆく
京都である岡崎武志さんの「読書の腕前 上達講座」へゆく。
10時半ころ家を出、京橋で京阪特急に乗り込む。車中の友は、堀江敏幸『回送電車』(中公文庫)。おもしろい本を読んでいると、45分もあっという間で、気がつけば京都三条に着いていた。
地下の駅から地上に出ると、京都特有のむわっとした暑さが街中に充満している。会場が駅から近くてよかったよ。
5分ほど歩いて、会場の〈アートコンプレックス1928〉に到着。すでに汗でぐじょぐじょ。
講座は、まず概論として、岡崎さんが自らの読書体験を40分ほど話され、10分の休憩をはさみ、角田光代さんとの対談となる。
角田さん、はじめは緊張していたのか、口数が少なく、ほとんど岡崎さんが話しておられたが、後半は角田さんもエンジンがかかり、かなり鋭い言葉を連発されていた(「蟹工船」ブーム、ケイタイ小説についての見解は、非常に辛辣だった)。
終了後、お二人の共著『古本道場』(ポプラ社)にサインをしてもらう。
帰り、三条ブックオフで
を買う。