サクラフブキ
本日より新学期が始まった。息子は高校2年生に、娘は中学生になった。
息子は相変わらずのマイペースだが、変化に弱い娘は、セーラー服を着て、緊張した面持ちで出かけて行った。
子供たちが通っていた小学校は私服通学だった。娘は、媚びる感じがイヤだと云い、自分の意思で服を選ぶようになって以降は、スカートをはいたことがない。少なくとも6年間は彼女のスカート姿を見たことがなかった。しかし、これから通う中学は制服なので、否でも応でもスカートをはくしかない。
そういう事情もあり、セーラー服にスカートの制服を着ている、我が娘の姿を見ると、知らぬまに余計に成長したような感じをうけ、なんとも不思議な気分になるのだ。
なにはともあれ、新しい生活に慣れるまでは、色々と大変だろうが、たまには力をぬき、粘り強くがんばってほしい。そう考える暖かな春の朝なのだった。