桜の満開の下には……
春を追い越しやってきた、せっかちな夏のような陽気に誘われ、相方と二人で大阪城公園へでかける。
JR環状線・森ノ宮駅で降りると、弁当やビールを抱えた人が大勢一緒におりた。その人の波に乗るように、天守閣を横目で眺め、ぼちぼち歩いてゆく。
桜の花は、すでに盛りを過ぎている。しかし、そんなことは物ともせず、木の根元にはブルーシートが敷きつめられ、場所取りをしながらビールを飲んでいる人も少なからずいる。
そんな風景を見ながら、桜というのは、朝から酒を飲むための免罪符なのだなと納得する。
相方とぼくは桜ではなく、歩くことが目的なので、立ち止まることなく公園をぬけ、京橋へずんずん進み、ブックオフや京橋花月が入っている〈kiki京橋〉へ到着。ちょうど昼時なのに、飲食店はどこもすいている。
1階のそば屋に入り、二人で鴨汁そば(冷たいそばを暖かい鴨汁につける)を食べる。鴨のダシがよく出ていて旨い。
食後、ブックオフへ。単行本500円セールをしていたが欲しいものはなかった。
各105円を買う。相方は、B’zのCDと編み物の本を買っていた。