ガイブンは苦手だけれど……
『ケンブリッジ・サーカス』柴田元幸(スウィッチ・パブリッシング)を読んだ。
帯の惹句には「著者初!旅のエッセイ」とあり、実際にいろんなところへ旅しているのだけれど、どちらかといえば、過去の自分への旅をしているという印象を強くうけた。
文章がたいへんに読みやすく、この人が訳したものなら、外国文学が苦手な自分にも楽しく読むことができるかな、と思わせる、おもしろい本だった。
「句読点は人格の問題だ」との言葉が印象的。
- 作者: 柴田元幸
- 出版社/メーカー: スイッチパブリッシング
- 発売日: 2010/03/19
- メディア: 単行本
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