書いた人も書かれた人も、もういない夏
毎日、暑い暑いといいながら、なんとか過ごしている。
土曜日には、有山じゅんじさんのライブを観に心斎橋まで行き、あまりの人出の多さに、祭りでもあるんですか?、と使い古されたギャグを口にしてしまいそうになるほど。これも暑さのせいにしておこう。何もかも暑いのが悪いんだ。
ずっと鞄に入れていた、久世光彦『向田邦子との二十年』(ちくま文庫)を読み終える。
じつは、久世光彦の文章がなぜか苦手で、以前に何冊か読んではいるが、あまり印象に残っていない。しかし、今までと何が違うのかよく分からないが、この本はすごくよかった。心にすうっと入ってきた。
たぶん自分が変わったのだろうな。いろいろとあったからな。
- 作者: 久世光彦
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2009/04/08
- メディア: 文庫
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