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―にとべさん―

 

本と人生

ここのところ鬱屈した日々を過ごしており、何をするにしても集中力が続かない。本を読んでいても気がつけば、ぼーっと天井を見あげ、考え込んでしまっている。

そんなことだから、小説や評論を読むことはできず、もっぱらエッセイや雑誌の拾い読みをしている。


そんな中で読んだ『本の雑誌』2月号の特集「百歳までの新読書術!」がおもしろかった。

老後に読もうなんて思っていても、忍耐力も集中力もなくなり、さらに目も見えにくくなる。だから読みたい本はそう思ったときに読んでおけ、というのが結論のようで、リビングの隅に積み上げた本の山をみて、ぼうぜんとなる。薄々(?)は気づいていたけれど……。


それでも、津野海太郎「老人読書はけっこう過激なのだ」、赤瀬川原平突撃インタビュー、吉田伸子「老眼との遭遇」、杉江良弘「68歳の目に優しい文庫を探せ!」など、どれも読んでいて楽しいものだった。

特に、田口久美子「百歳までの読書リスト」にある“ひとは生きてきたようにしか本を選べない”との言葉が強く印象に残った。


これからの人生を、いい本が選べるようなものにしていかないとな。