読書欲がわく瞬間

午後3時前、かなり遅めの昼飯をすませ図書館へ向かう。もちろん自転車で。今日は寒さも少しマシなので気持ちよく走るコトができた。借りていた本を返却したあと、雑誌のバックナンバーを書庫から数册出してもらい閲覧する。こういう時に活躍するのがデジカメ。以前なら必要な箇所をメモっていたが、今はデジカメでパチリ、で済むので楽チン。大活躍ですデジカメ君！

雑誌のチェックを終え、本を４册借り２册予約したあと、１３日まで１階ラウンジの展示コーナーで行なわれている〈久野収図書収蔵記念展〉をみる。この展示は、’９９年に亡くなった哲学者・久野収さんの蔵書を奥さんが府立中央図書館に寄贈されたのを機に行なわれているもの。多くの知人友人からのサイン本が展示され、久野さんの交友関係が判り面白かったし、原稿用紙に書かれた字の綺麗なことに感動した（うらやましい）。一番興味深かったのは、久野さんが執筆した雑誌（思想の科学、改造、中央公論、世界、世界文化、朝日ジャーナル、広告批評など）の中に、「江川卓・理性批判」（掟破りをしてジャイアンツに入団した時に書かれたもの）というエッセーを書いた『週間ポスト』があったこと。そういえば、昔の『週間ポスト』は硬派な雑誌だったのよな。今ではヌード雑誌になってるけど……。あと、現物はなかったけど『日刊ゲンダイ』にもよく執筆したと説明書きがあった。

１２日には、天野祐吉さんの「久野先生からの贈り物」という無料の講演会が図書館内のライティホールである。この日は他に予定があるから行けないけど面白そうだ。今日、展示を見たら無性に久野さんの本が読みたくなった。久野さんの本は何册か持っているから引っぱり出して読んでみよう。

《今日のつぶやき》
図書館のラウンジは相当気持ちいいようだ。
そこに居るヒトの半数以上が大口をあけて寝ていた(笑)