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―にとべさん―

 

ホンの日

昨夜、頭痛がヒドかったので早めに寝た。ところが12時頃、激しいサイレンの音で目を覚ます。かなりしつこく鳴っているので布団を出てベランダから見るが、どこが火事なの判らない。布団に戻り寝ようとするが、なかなか寝付けないので諦めて本を読むことに。こういう時に読むのは難しい物にかぎる。すぐに眠くなるからね(笑)。と云うことで、中沢新一著『チベットモーツァルト』を引っぱり出してくる。仏教思想と現代思想を自由自在にからめあわせたエッセーなんだけど、ま〜これが難しく、なんど読んでも何が書いてあるのかサッパリ判らない。でも、この〈サッパリ判らない状態読書〉が意外に心地よく、意味の判らないまま、とにかく活字をおっていく。こんな読書もわりと好き。(変かな?) 案の定、数ページ読むと眠気がやってきたので気持ちよく夢の中へ……
チベットのモーツァルト (講談社学術文庫)


朝起きて、新聞の読書欄をみていると『観覧車物語』という本の書評に目がとまる。評によると「日本における観覧車の歴史について書いたもの」らしく、観覧車が日本に初めて登場したのは明治39年の大阪戦捷紀念博覧会だったなど、たいへん興味深いことが書かれてあるようだ。観覧車というのは遊園地の中でも、ジェットコースターなど他の遊具とは、ちょっと違う雰囲気をかもしだしていて、前から気になっていた。写真もたくさん載っているようなので、こんど本屋でチェックして、よかったら買うことにしよう。

観覧車物語―110年の歴史をめぐる

観覧車物語―110年の歴史をめぐる


夕方、1階にあるポストを覗くと、〈スムース文庫07〉林哲夫『読む人』(http://www.geocities.jp/sumus_livres/yomuhito.html)が届いていた。コレ、楽しみにしていたのでスゴク嬉しい。この本は、林さんが街中で〈読む人〉を観察し描いたスケッチ集。本を好きな人(読書にあらず)というのは往々にして、ヒトが本を読んでいる姿が気になるもの。ボクなどは、いろんな物を読んでいる人を写した『on reading』という写真集も買って持っているほど。この感覚、本に興味のない人には判らないだろうなぁ……

くしくも今日の日記は本の話題ばかりだった。あしからず。