買うはよいよい、相方こわい♪
午後、仕事で必要な備品を買いに100均へ。ついでにブックオフへも寄る事に(どっちがついでだか(笑))。昨日、相方が「吉本ばななの『哀しい予感』の文庫本を100円で買ってきて。できるだけキレイなヤツをね。」と、ボクの古本心をくすぐるような事を云ったので、それを探しに行くのです。もしかして、相方のこのリクエストってバースディプレゼント?(笑)。
相方の本を探すのだ、という軽い気持ちで行ってみれば……。なな、なんと! 単行本105円均一の棚にいい本がたくさん並んでいる。オヨヨと慌てて棚に近寄り、しばし物色を。で、買ったのは。
- 辻静雄『フランス料理を築いた人びと』(鎌倉書房)
- 玉川長一郎『おんなの下着学』(ホーチキ出版・聞いた事のない出版者だ)
- 中原弓彦[小林信彦]『笑殺の美学』(大光社)
- 稲垣足穂『おくれわらび』(中央公論社)、『タルホ座流星群〜夢の国②』(大和書房・亀山巌の挿絵多数)
- 後藤明生『疑問符で終る話』(河出書房新社)
- 山田稔『教授の部屋』(河出書房新社・たぶんこれで山田さんの本は揃った)
- 森内俊雄『翔ぶ影』(角川書店)、『ノアの忘れもの』(文藝春秋)
- 草森紳一『鳩を喰う少女〜夢の国⑦』(大和書房・大橋歩の挿絵多数)
以上105円×10册で1050円ナリ。
どれも使用感がなくて状態もいい。小林信彦の『笑殺の美学』が一番の掘り出し物かな……
ほかにも大江健三郎や加賀乙彦などの初版本があったけど、興味の範囲外だったので買わなかった。どう考えても読まないから。ほとんどが昭和46年から49年までの文芸書だから、たぶん同じ人が手放した物だろう。ボクの後に来た業者らしき男性が、ボクが買わなかった物を手当たり次第にカゴに放り込んでいた。一足先に確保してセーフって感じ。いやいや、久しぶりにブックオフで興奮したなぁ。
でも、こんな一度に本を買ったら、また相方に嫌な顔をされるな。どこに置くのよ!?って。あっ、『哀しい予感』買うの忘れてた!(冷汗)