2007-07-09 本を読もう、街へでよう 日録 岩井克人「取り返しがつかなくならないために」(『17歳のための読書案内』筑摩書房編集部・編/ちくま文庫 所収)より 寝食を忘れて小説に読みふけった経験をもたないことは、それだけでも人生の大きな損失です。そして、若いときに一度もそのような経験をもったことのないひとは、おそらく永久に小説を読む楽しみをもつことはないだろうという意味で、それはまさに取り返しのつかない損失なのです。 蒸し暑さに負けず本を読もう。そして街へでよう。そう思った。