古本女子と共に
〈貸本喫茶ちょうちょぼっこ〉で開催中の「にのにのいちのに」へ。
急な階段を上り、北堀江ビル4階の〈貸本喫茶ちょうちょぼっこ〉に1時過ぎに到着。約束していた魚政さんとお友達はすでに真剣な目で本を物色しておられた。みなさんに簡単に挨拶して、ぼくも200円の本たちを眼でなめまわす。
中央の本棚を何回廻っただろうか。普通なら200円では買えないような好い本が多いので、廻ればまわるほど手に持つ本が増えてしまう。えいやっ、と区切りをつけて精算してもらう。
- 『回想の江戸川乱歩』小林信彦(光文社文庫)
- 『金沢・酒宴』吉田健一(講談社文芸文庫)
- 『現代作家100人の字』石川九楊(新潮文庫)
- 『イラスト映画館へどうぞ』橋本勝(旺文社文庫)
- 『ひとりという幸福』坂口三千代(メタローグ)
- 『物語の旅』和田誠(フレーベル館)
を買う。1200円。あと、恵文社の『みんなの古本500冊』も買った。700円。
ぼくは最近、本の置き場にちょっと困っているので6冊に抑えたけど、ほかの皆さんはマイバッグ持参で20冊近く買っておられた。5人揃って幸せな気分でちょうちょぼっこを出て、近くのカフェへ移動。
お茶を飲みながら本の話をしたり、それぞれが買った本を披露しあったり、愉しい時を過ごす。魚政さんを含め、みなさん若い女性なのにシブい本を買っている。古本女子、恐るべし!