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―にとべさん―

 

古本と音楽の旅

それは昨夜のこと、あした岡山である おおはた雄一のライブに行きたいな、と思いつき、その勢いで会場の〈城下公会堂〉(名前は「公会堂」だけど、じつは小さなカフェ)に問い合わせると、あと3席だけ空きがあるとのこと。1席の予約をお願いする。

 


蟲文庫

せっかく岡山まで行くのだから倉敷まで足をのばし、〈蟲文庫〉へ行くことにする。新幹線、在来線を乗り継ぎ、11時頃に倉敷着。快晴で気候もよく散策日和だ。




「屏風祭り」でにぎわう本町通りをぬけ、〈蟲文庫〉に入り、店主の田中美穂さんに挨拶する。昨夏以来の往訪

お茶を頂きながら、本や音楽の話などで、あっという間に1時間が過ぎる。『森の魔術師たち』を探し出せたことも報告する。

  • 『デーヤモンド・ヘッド』篠原勝之(新潮社)400円
  • 『司令の休暇』阿部昭(中公文庫)200円

あと、古本ではないけれど、『夏の花』原民喜蟲文庫文庫)500円を買う。


北長瀬駅から歩いて15分の所にある〈万歩書店)本店の地図を、田中さんに描いてもらう。


 

 

店を出て、倉敷駅にもどる途中の「えびす通り」にある〈かっぱ〉という洋食屋に入り、Bセット(ハンバーグ・エビフライ・ささみフライ、みそ汁、ごはん)を注文する。フライ類は注文してからコロモを付けて揚げてくれるので、ハフハフしながら美味しく食らう。




 


初めての万歩書店

北長瀬駅から歩いて行くと、〈万歩書店〉のすぐ手前にブックオフの看板が見えてきた。これはちょっと得した気分。ブックオフは後回しで、先に〈万歩書店〉に入る。

うわさ通りの広い店内には、無数の古本が並んでいる。通路にも本を積んであり、それが崩れているところもある。一応はジャンル別に分類してあるのだが、思わぬ棚に思わぬ本があったりする。これもまた楽しい。

2階1階と見てまわり、あの本もこの本も、と手に取るが、どれも値付けにスキがない。2時間ほど顔をヨコにタテにと、真剣に見ていたら、しまいには平衡感覚がおかしくなり、ふらふらと転びそうになる。文字通り「万歩」は歩いたんじゃないかな。

を買う。一応ブックオフにも寄るが、もう集中力がなく、すぐに店を出て岡山へ向かう。




 


おおはた雄一ライブ

ライブ会場の〈城下公会堂〉は、岡山駅から歩いて15分ほどの所にある小さなカフェ。キャパは60〜70人といったところ。


開演の15分前には店内はもう満員になっていた。

定刻の19時半、ギブソンをかき鳴らし、おおはた雄一が客席の後方(店の入口)から登場。アコギ1本で、次々といろんな曲を演ってくれた。

20分の休憩をはさんで怒涛の後半戦、そしてアンコール、アンコール、アンコール……。いったい何度アンコールをしたのだろうか。気がつけば10時を過ぎていた。


さあ帰ろうと後ろを振り向くと、いまライブを終えたばかりの おおはたクンがふわっと立っていた。反射的に手を差しだし、握手をしてもらう。あの手が、あの音色をつま弾き出しているのか……。これでぼくも少しはギターが上手くなれるかな。




最終の新幹線で帰阪。車中、ライブのラス前で演った「おだやかな暮らし♪」を練習しようと決意する。