さらに西へ
〈大学堂書店〉から西に少し行き、大通りから南に入ってすぐに〈千代田書店〉がある。
一見はサブカル系の店かと思ったが、店内に入ると文芸書や雑誌が雑然と置いてあり、何かあるぞと思わせる。文庫もかなり豊富にあった。
また大通りに戻り、少し西に進むと〈ネットワーク〉がある。
ここは新しめの本がほとんどで、美術音楽関係の本や雑誌などが豊富にある。文芸文庫も揃っており、値段もしっかり付けてあった。
ひとつ不思議に思ったのが、同じ本を何冊も平積みにしてあったこと。これは新刊なのかな、と思ったが、半額くらいの値段が付いていたから、いちおう古本なのだろう。バーゲンブックみたいなものか。
そこからさらに西に進んだ通りの北側にあるのが〈飯島書店〉。
この店は、美術書・郷土史・歴史書・和本が中心で、文芸書はなく食指が動かなかった。でも、店内は整然と本が並べてあり、気持のいい店だった。