【ホーム:いらっしゃ~い
 
【Twitter:nakedsong_lg0
 
【Instagram:nakedsong_lg0
 
ご意見ご感想は、コチラまで
 
―にとべさん―

 

灯りのない提灯

「ちょうちん通り」を見てみたいという友だちと裏天満へゆく。

夕暮れどき、狭い路地を抜けて「ちょうちん通り」にたどり着くと、確かにたくさんの提灯をぶら下げてはあるが、灯りがともっていない。下から覗きこむと電球もない。どうやら空の提灯をぶら下げてあるようす。これなら昼間の方がきれいかも。ちょっと残念…。それでもちゃんと写真は撮る。

さてどこかで飲みましょうか、となるが、決められない二人は裏天満の路地をふらふらさまよい歩く。

ようやく入ったスペインバルは料理も酒も美味しく結果オーライ。

次はカキ小屋に行きたいな。

よみぞめ

年が明けてすぐに松家仁之『光の犬』(新潮社)を読みはじめ、昨夜に読了。

外出するときも持ち重りのするこの本を常にたずさえ、寸分を惜しんで読みついでいた。長く濃密な文章で時間がかかったけれど、読んでいてとても気持ちの良い文章だった。

今まで気になりながらも読まずにいたが、今年はこのひとの作品をさかのぼって読んでいこうと思う。

そして、この本も図書館で借りて読んだけれど、手もとに置いておきたいから購入しようかと考えている。

復活バナナホール!


以前あった場所から徒歩3分のところに復活したバナナホールへ『ビギンのマルシャショーラ2』リリース記念ライブを観に行ってきた。

 

マルシャのリズムに合わせ、90分間歌いつづける彼らの姿をみて実感したこと……
それは、まえのバナナホールでやってた頃のBEGINを知っていることは、自分にとって大切な宝物だということ。
最近の彼らのライブも楽しいけれど、バナナホールのBEGINは自分にとって別格であり、これからどんなに素晴らしい歌い手と出会ったとしても、これは死ぬまで不変の想いだと思う。
彼らの音楽に出会えて本当によかった。ありがとうBEGIN!

ともだち


うららかな空のもと、数年ぶりに会う友だちと長居植物園でデート。
ぶらぶら歩いたり、木陰のベンチに座って缶コーヒーを飲んだりしながら3時間半もしゃべる。
別れ際、どうでもいい話ばっかりやったな〜と言って、わらいあい、手をふる。
陽はかたむき、ほほにあたる風は少し冷たくなっていた。
 
こんなふうに久しぶりに会っても、たわいない話を普通にできる友だちを大切にしたいと思う。

鶴見俊輔さんのこと

鶴見俊輔さんが亡くなられた。

いつかはと覚悟はしていたが、しかし実際にその報に接し、思いのほかダメージの大きいことに自分でも驚いている。

もちろん鶴見さんとは直接の面識はない。けれど、鶴見さんの著書や言葉、そして行動からは多くのことをさずかった。その中でも一番大切にしているのは「自分の中の正義を疑う」ということ。自分が正しいと思い、突き進んでいるときが一番あぶないのだと……。

この想いは、これからもずっと自分が生きていくうえでのお守りとして大事にもっていきたいと思う。


ここに黙して心よりご冥福をお祈りします。

一箱古本市

岡崎武志さんが一箱古本市への出店者としての卒業を発表された。

2005年に岡崎さんが谷根千一箱古本市に初めて参加されたとき、ぼくはその横に箱を並べて売らせてもらった。

そのとき、大阪から単身参加のぼくのことを気にかけ、岡崎さんは空き時間を使い、ぼくを神保町のタテキンなど、いろんな場所に案内してくださった。なかでも三省堂書店神保町本店の入ってすぐのところに、角田光代さんとの共著『古本道場』がど〜んと平積みになっていたのが、特に印象に残っている。
そうそう、神田伯剌西爾にもこのとき初めて連れて行ってもらったのだった。

また、当時ネット上(主にブログ)だけで知っていた大勢の方とも実際に会って話をすることができた。

それらのことも含め、ぼくにとってはあの乱歩前の風景が、今も忘れがたいものとなっている。


岡崎さん、10年間お疲れさまでした。